pythonってすごいね

RNAseqを用いた遺伝子発現量解析、機械学習を用いた回帰、分類などの解析を中心に記事を書いていきたいです!

ポストドクターの先輩達を見て感じたこと(個人的感想)

私自身、博士を取得後は、企業に就職しました。しかし、最後まで一般企業に就職するか、ポストドクターをするか迷いました。

博士課程を目指す方に、少しでも役立てればと思い、ポストドクターをやられている方々を見て、思った事をまとめました。

Pyてよん

だいたい、一割ぐらいの人が博士を取った後にポスドクとして大学に残るよねー

メリット

時間を自由に使える

研究室の決まりによるとは思いますが、時間の使い方は自由度が高いと思います(何時に帰宅するか、土日は来るのか、来ないのか)。

研究室によっては企業のように管理される、もしくは、研究室への拘束時間が長い場合もあるそうです

好きな研究を続けられる

ポスドクから全く異なるテーマを始めるなど、ポジティブな意味で自身がしたい研究、取得したい技術を念頭に研究テーマを選べる可能性が高いです。

場合によっては、研究室全体で取り組む研究が忙しく、自分が主体的に行いたいテーマを行えない場合もあります。

海外で生活ができる場合がある

海外の生活に憧れる方にとっては、研究をしてお金をもらいながら外国に住む事ができます。また、外国語を学ぶ事が好きな方は、ポスドクとして働いている国の言語を学ぶ事ができます。

雇用関係のトラブルや、海外情勢によっては行けなくなることもあります。また、想像以上に雑務が多い場合もあるそうで、雇用条件に関しては慎重に確認する必要があります。

デメリット

お金が、、、

給料面に関しては、一般企業と比較すると低い場合が多いです。単身であるならば、特に問題はないという事をよく聞きますが、結婚、子供の事を考えると大変という事を聞きます。一般的に、国立大学よりも私立大学、国内よりも海外の給料が高いという事をよく聞きます。

将来の見通しが、、、

ポストドクターとして雇われた場合、ほぼ1年ごとに契約を更新する場合が多いと思います。そのため、次の年は、どのように働くかなどの不安が多いそうです。また、35才という年齢が一つの区切りで、この年齢を超えると一般企業への就職は難しくなるという事を聞きます。

助教までは、年齢制限などは特にありませんが、若いうちに助教を経験しなければ、准教授、教授など上のポストに着くのが難しくなると聞いたこともあります。

バイオ系博士

ポストドクターをやられていて幸せそうに見える人は、お金よりも好きな事がやりたい!という方が多い気がしました。もしくは、研究にとても達成感、やりがいを持っている方々です。

バイオ系博士

金銭的な面では、大変な事も多いですが、研究者としての能力を上げる期間としては、とても重要な期間だと思います。数年間という期間を決めて、ポストドクターを行うことは、選択肢として入れても良いのではないでしょうか。最終的には、自分が満足できる方向を見つける事が重要だと思います。