pythonってすごいね

RNAseqを用いた遺伝子発現量解析、機械学習を用いた回帰、分類などの解析を中心に記事を書いていきたいです!

博士課程の就活

バイオ系博士

初めまして。大学院にてバイオ系の研究を行い、博士を取得後は、企業にて研究を行っています。博士の就職活動をした際に、思いのほか情報が少ないことを感じ、少しでも将来の博士課程の学生の方に役立てれば良いなと思い、自分が感じた経験を書き留めていきます。

博士とは

写真はイメージ画像です

一般的な4年生大学を卒業すると学士、その後2年間大学院で研究をすると修士、その後さらに3年間(4~5年の場合も)研究すると博士を取得できます。

就活するまでの気持ちの変化

一般的に博士課程の学生が就活を行う場合、二つの選択肢があります。

  1. 博士を取得後、ポストドクターという職に付き、論文などの成果を残し、将来的には、助教、准教授、教授などのポストを目指す。
  2. 企業就職を目指す。(大半はこちらの道?)

[chat face="icons8-python-480.png" name="pyてょん" align="right" border="blue" bg="none"] まず、周りに博士課程の人があまりいなかったよね [/chat]

学部生時代(卒業直前)

5年間大学院に行き、博士を取り大学で研究者になるんだと意気込むものの、社会へと羽ばたく同級生を見て理由のない焦燥感を感じる(笑)

修士課程

とにかく研究が面白かった。朝から晩まで研究をして、一日中研究のことを考えている。

修士課程(修了前)

二度目の焦燥感を感じる。あと3年間、本当にやっていけるのか、どんな仕事につくのだろうか、どこに住んでいるのだろうか、ちゃんと職を持っているのだろうか。。。。

博士課程(1年目)

色々な人と話し、就職活動をすることを決める。しかし、ネットを探すも有益な情報なし。。。

[chat face="daruma_.png" name="python大好き" align="left" border="red" bg="none"] まず、博士っていつから就活が始まるの?[/chat]

[chat face="icons8-python-480.png" name="pyてょん" align="right" border="blue" bg="none"] 博士後期課程を対象とした採用は、博士2年秋から始まるよ! [/chat]

博士後期課程(2年春)

早い企業だと博士2年目の秋から就職活動が開始するという情報を聞き、準備をしようと動き出す。。。

本屋に行き、ESの書き方、SPIなどの本を買う。早期インターンが始まるため、5社くらいにESを出す。1社くらいは受かるだろうという気持ち。。。

博士後期課程(2年夏)

思ったよりインターンに通らない。そもそもの専門性の壁を感じる。辛うじて、1社のインターンに通り、短期のインターンに参加。博士課程ってこんなに少ないんだって感じる(汗)

[chat face="daruma_.png" name="python大好き" align="left" border="red" bg="none"] 博士課程だからといって、どこでも通過する訳ではないんだなー[/chat]

博士後期課程(2年秋)

とうとう、博士後期課程の本格的な就職活動が始まる。一部の製薬企業、化学メーカーの応募が開始する。

[chat face="icons8-python-480.png" name="pyてょん" align="right" border="blue" bg="none"] 博士課程を対象とした採用って思ったより少ないんだよね。。。 [/chat]

博士後期課程(2年冬ー3年春)

かろうじて1社から内々定をいただき就職活動を終える。

その後

なんだかんだと、就職活動を終えた後で、別な製薬企業や大学の研究員のオファーがあったり、視野を広げれば色々な可能性がありました。

しかし、就職活動という短い期間に着目すると、余裕がなく、就活が本格的に始まる前の準備が大切だということを感じました(汗)

結局何が重要だったのか?

(1) 専門性の一致

色々な意見があるかもしれませんが、相手が求める専門性が合わないとESの時点で落ちます。。。自分の場合は、バイオが専門でしたがプログラミング (Python) が書けたことが、ニーズにあっていました。もちろん、専門性の一致には研究テーマも含まれます。自分の専門性が一致する会社を選ばないと、ESを書いた時間が無駄になると感じました。

(2) コミュニケーション能力

これは博士の研究職にとって意外かもしれませんが、どの企業も意思疎通をしっかりとこなせる人物を重要視しているように感じました。もちろん、各企業によって評価項目は異なると思いますが、チームとして研究をしていくことが多くなるためだと考えられます。

(3) 研究への取り組み

これは、博士の学位を取得する人にとって当然かもしれませんが、自身が行っている研究を理解していること、相手にわかりやすく伝えることはとても重要になってきます。博士課程の研究職を対象とした採用の場合、A4用紙を1〜2枚ほど研究概要の提出を求められます。

(4)インターンへの参加

面接やESを書く練習だけではなく、早期採用に繋がる可能性も高まります!

(5) 就職活動は情報戦

インターネット上には様々な情報で溢れています。就活に関しても同じです。事前に対策を立てると、結果は全然違います!基本的なことですが、全員がやっていそうで、意外とやっていません。

[chat face="icons8-python-480.png" name="pyてょん" align="right" border="blue" bg="none"] 博士課程、大変なこともたくさんあると思いますが、頑張れば結果はついてきます!もし、質問などあれば、いつでもコメント下さい! [/chat]